鳩山首相、財務相後任「自分で決めてから、小沢氏に伝えた」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は6日、藤井裕久財務相の後任に菅直人副総理・国家戦略担当相を充てた人事について、「自分で決めてから、(民主党の小沢一郎)幹事長には伝えた」と述べ、小沢氏からの影響を否定した。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【財務相辞任と後任】

 −−きょう夕方、菅氏と仙谷由人行政刷新担当相と大臣と会っていたが、財務相後任問題について、どのような意見交換をしたか

「はい。今日の午後、藤井財務大臣から診断書とともに辞職願のお届けがありました。私はやはり健康における問題というものは、どうしようもない話でございますので、辞表を受け取らせていただくということにいたしました。そこで、私として、菅氏と仙谷氏を招いてですね、私の方から菅氏には、副総理兼務ですが、財務相をお願いをいたしました。ご快諾をいただいたということでございます。また、国家戦略室に関しては、これは仙谷氏に担当相に兼務をしていただいて、国家戦略室の担当をしていただくということにいたしました。で、そのことも、分かりましたということでご快諾をいただいたと。あわせて申し上げればですね、科学技術担当でも菅氏はありましたけども、そこでは荷が重すぎるだろうということで、科学技術担当は川端達夫文部科学相にお願いをいたしました。また、経済財政担当は引き続いて菅氏にお願いをする、財務相にお願いをするということにいたしたところでございます。そのような思いを2人に申し上げて、そして迅速にこれは結論を出さなければいけないと思いましたから、結論を出させていただきました。この事実は明日、これはお辞めになることにも認証が必要だということで、最終的には明日ということでありますが、事実上、今日後任を決めたということでございます」

 −−藤井氏からはどういった話があったのか

「藤井氏からはですね、昨日、2度ほどお目にかかりまして、やはり予算を、予算案というものを、補正予算を含めてつくりましたと。それは国民のみなさんにとって喜んでいただけるというものができたと思っております。ただ、たいへん疲れましたと。過労もあわせて体がたいへん言うこときかなくなっていると。で、医者の診断はまだ出ていないけれどもという、当時はその話でありましたが、今日、その診断書をみせていただいて、やはり、公務を大臣としてこなすのは無理だと、困難であると書かれてありました。しばらく、静養をしなきゃならんという診断書でありましたから、この医者の診断というものは重く受け止めなきゃならないなと思いました。私としては、昨日はですね、そうはいっても、やはりここまで、子供を…、予算案ですけども、産んでこられたんだから、しっかりと育てていただきたいというふうには申し上げたところではありますが、やはり、『そりゃやりたい思いは十分にあると、これからも財政に関しては何でもお手伝いするけれども、しかし、閣僚という職だけは勘弁してもらいたい』ということでありましたので、その思いときょうの辞表、辞職願を受け取らせていただいたということでございます」

 【後任人事の狙い】

 −−財務相の後任を菅氏にし、仙谷氏を国家戦略担当にした狙いは

「それは言うまでもありませんが、予算案を決めていくにあたって、一番それは財務相が努力されたのはいうまでもありませんが、それを側面でしっかりと支えた第一人者が菅氏であった。これは自他ともに認められることではないかと思いますし、財務相、藤井財務相もそのように話をされておられました。従って、また、対外的にもですね、さまざまな活動をしていただかなければならないということもあり、私は菅氏がしていただくのが、もっとも適当だと、そのように思っています」

 【小沢氏との相談】

 −−この人事には党、特に小沢氏に相談したのか

「小沢幹事長には先程、このようにしたいと思いますということを伝えました。それに対して、これは『首相の決めることだから、結構です』という言葉がありました」

 −−その他に小沢氏から何か話はあるか

「ありません。結構ですと」

 【政権へのダメージ】

 −−国会での予算審議を前に財務相が代わる異例の事態だ。政権に与えるダメージをどう考えるか

「それはダメージを最小限にするために、この予算案をつくっていくにあたって一番近くでみてこられた方を財務相の後任にすると。菅氏ならば、十分にこなしていただけると、そう思っていますから、心配していません」

 【小沢氏の影響】

 −藤井氏辞任には予算編成における小沢幹事長からのプレッシャーがひとつの要因だとの指摘もある

「まあ、世の中には、それはうわさに戸を立てられないという話ありますけども、まったくそういう話ではないと。ご本人もこれはすべて体調の問題だと。だから勘弁してほしいということでございました。私は藤井氏のその言葉を100%信じています」

 −−小沢氏との確執はなかったと?

「ありません」

 【小沢氏聴取】

 −−小沢氏は資金管理団体の土地購入をめぐる問題で東京地検の任意の事情聴取に応じるべきだと思うか

「それは、私はうかがっておりませんし、事実かどうかも分かりませんが、ご本人がお決めになる話であって、私が小沢氏のことに関して申し上げる何物も持ち合わせておりません」

 −−代表として小沢氏は説明責任を果たすべきだと思うか

「それは今までもですね、当然、いろんな意味で説明されてこられてると思っておりますし、このことに関しては当然、ご自身が判断されるべきこと、そう思います」

【財務相人事】

 −−新たな大臣の補充は考えているか

「当面考えておりません」

 −−藤井氏から議員辞職の話はあったか

「それはありません」

 −−藤井氏から後任は菅氏でとの話はあったか

「それはございません。私の一存で決めました」

 −−後任人事は事前に小沢氏に相談したか

「はい、事前にはありません。私は自分で決めてから、そのことを幹事長には伝えました」

 −−電話で?

「はい」

 −−藤井氏の診断書に記載されていた病名は

「診断書には当然、書いてありますが、それはプライバシーの問題ですから、私からここで申し上げるべきことではありません」

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カンボジア 地雷原に綿花を 支援NPO認証へ(毎日新聞)

 今なお多くの地雷が残るカンボジアの「地雷原」で生きる貧しい人々を、綿の有機栽培を通じて支援するNPO法人が、国内の写真家らによって設立される。近く東京都の認証を受ける予定だ。NPOの名称は「地雷原を綿畑に!」。半世紀前に途絶えた伝統の手紡ぎ技術を復興、木綿を生産し、日本など先進国で販売する。有機栽培の木綿製品は高品質な「オーガニック・コットン」と呼ばれ、国内の業界からも注目されている。【永山悦子】

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 NPOの共同代表者を務めるのは、カンボジアで貧困にあえぐ住民への支援活動に取り組んできた山本賢蔵さん(49)と、写真家の石井麻木さん(28)。

 NPOは、プノンペンの北西に位置し、タイ国境に近いバタンバン州内の地雷原に住む人々に綿の有機栽培を指導する。政府機関に依頼して、畑の地雷を除去。採取した綿から糸を紡ぎ、ストールなどに加工して販売する。同州には地雷被害で足などを失い、経済的に困窮している人が多い。現在、綿栽培に5家族、手紡ぎに30家族が参加し、徐々に収入を得始めている。

 カンボジアの綿栽培は約50年前まで盛んだったが、内戦によって廃れた。山本さんは07年、プノンペンの北東約90キロのメコン川に浮かぶコーソチン島に綿栽培技術がかろうじて残っていることを知った。「カンボジアの伝統技術を復興させ、カンボジアの人々の誇りを取り戻させたい」と綿栽培の振興に乗り出し、手紡ぎ技術を覚えている80歳代のおばあさんを探し出した。

 石井さんは昨年3月に現地を訪れた際、地雷と隣り合わせに生きる人々の存在を知り、大きな衝撃を受けた。「知ったからには何もしないわけにはいかない」と突き動かされ、共同代表者として主に国内の活動に取り組むことになった。

 メンバーは現地の住民が綿栽培や手紡ぎを学ぶ会を開いたり、住民に手紡ぎ機を贈呈する活動を始めている。石井さんは「私たちが訪れるたびに皆の笑顔の輝きが増す。この笑顔がずっと続くように、私たちも一生活動を続けなければならない」と誓う。

 問い合わせは、ファクス(050・3488・5970)かメール(info@naturesavescambodia.org)へ。

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